第13回: 筋トレすると体が重くなる!?という勘違い [講座]
「筋トレをするとごつくなる」、「筋トレをすると体重が増える」。
これは特に女性に多い勘違いです。ごつくなったり、体重を増やすためには、相当ハードに筋トレをする必要があります。また、ボディデザインを考える時に、そもそも体重の増減を基準にすることが、そもそも間違っています。
弊社ボディクエストのクライアントの皆さんの中にも、最初は、「まず5キロ減らすことが目標」と、体重を物差しにしてしまう人が大勢います。そういう人は、きちんとトレーニングを続けて2、3か月すると「体重が変わらないけれど、どうすればいいですか?」と相談されます。
その時、私は「太ももまわり、ウエスト、二の腕のサイズを計って違いはありませんか?」、「姿見で自分のカラダを見て変化はありませんか?」と質問します。すると、「凄く変わっています」という答えが返ってきます。
ボディラインのポイントは、脂肪と筋肉のバランスですから、効果の程度は見た目が勝負です。体重は変化していなくても、見た目は大きく変化するのですから、カラダの重さは関係ないし、気にする必要もないのです。筋肉は脂肪より比重が大きいので、量が同じなら脂肪より筋肉の方が重くなります。ということは、筋肉が増えて脂肪が減っていれば、体重は変わっていなくてもカラダが引き締まって見えるというのは、当たり前の変化です。
一方、肥満でもない人の体重が減るのは、むしろ異常事態です。「痩せたんじゃない?」と聞かれて、「体重は変わってないけどね」と答えられる方が、健康的なのです。
筋トレでカラダのラインを変えていくなら、体重の変化を気にする必要はありません。中身が変わっていれば、美しく、格好良く見えるようになるのです。
<森 俊憲>
タグ:ダイエット