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第16回: 「かくれメタボ」にならないための簡単腹筋エクササイズ [講座]

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「かくれメタボ」という言葉をご存知ですか?

先日、読売新聞にて、次のような興味深い記事が出ていました。。

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■「隠れメタボ」914万人…肥満者同様にリスク

肥満ではないのに高血圧や高血糖などの異常を複数持つ「隠れメタボリックシンドローム」の患者は全国で914万人に上るとする推計を、厚生労働省研究班(代表=下方浩史・名古屋学芸大教授)がまとめた。

現在のメタボ対策は肥満を前提にしているが、肥満でなくても高血糖、脂質異常などの代謝異常が重なると心臓病などのリスクが高まる。研究班は来年3月までに、隠れメタボの診断や生活習慣改善の指導法をまとめた指針を作成する。

研究班は、1997~2012年に国立長寿医療研究センターが実施した40~79歳の男女約4000人の健康調査データを解析。男性の10・9%、女性の13・6%が、体格指数(BMI)25未満で腹囲もメタボの基準未満なのに、高血圧、高血糖、脂質異常のうち二つ以上の異常を持つことがわかった。この数字をもとに、全国で男性380万人、女性534万人の隠れメタボ患者がいると推計した。


※2016年03月07日付け読売オンラインより
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914万人もの”隠れメタボ患者がいる”というのは衝撃的ですね。
推計ということですが、このように具体的に示されると無視できない数字だな、と改めて感じました。

皆さんは、いかがでしょうか?
ご自身で「思い当たるフシがあるかも!?」という方もいらっしゃるのではないかと思います。


ちなみに、メタボリックシンドロームの診断基準は↓になります。

①腹囲  男性-85cm以上  女性-90cm以上
②最高血圧  130mmHg以上   最低血圧  85mmHg以上
③中性脂肪  150mg/dl以上   HDLコレステロール  40mg/dl未満
④血糖値    110mg/dl以上


これまで、主にウエストサイズのみを意識されていた方も多いと思いますが、加齢に伴う身体・健康面のリスクとしては、『筋肉と代謝の低下』というものが非常に大きく、これらを見逃していると大変なことになります。

実際のところ、代謝を維持・向上させるためには、筋肉の役割がとても大事になってくるですが、

1、筋肉量は、1年で約1%減っています
2、日々の活動量(運動負荷)は十分ですか?

  →通常のゆっくりペースで歩く、ウォーキングだけでは全身の筋肉は到底維持できません

という事実があります。

ですから、スポーツの競技力向上やダイエット&シェイプアップという見栄え目的以外でも、すべての人にとって筋力トレーニングは必須な運動習慣なのです。


そこで今回は、いつても手軽にできる腹筋&体幹強化エクササイズをご紹介します。

立った状態で腹筋運動ができますので場所も選びませんし、上体をひねる動作で腹斜筋を刺激しますのでわき腹のくびれ作りや下腹の引き締めにも効果的です。


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【手順】
1:(写真中央)肩幅に足を開き、背すじを伸ばして立ちます
2:(写真左)右ひじと左膝をくっつけるように引き寄せま
3:(写真中央)一旦、スタートポジションに戻ります。
4:(写真、右)反対側も同様に行います。


【実施量】
・左右交互に動作して、連続して最低20~30回程度行いましょう
・1日あたり2セット行えればベストです

<注意点>
・ひじと反対側の膝がつくようにウエストをしっかりねじりましょう。
・1回の動作ごとに、上体を一度しっかりと伸ばすことが大切です。
・だらだらとした緩慢な動作にならないように、リズミカルに行いましょう。


反動や勢いを使わずにゆっくりと大きな動作を心がけ、きっちり行ってみると、かなり効いてくると思います。もちろん、最初のうちは少しふらついたり、回数も少ない数しかこなせないといった状況もあると思いますが、心配は無用です。出来る範囲から無理せず、コンスタントにじっくりと頑張っていくことで確実に体幹が強くなり、身体の筋肉量も増してきます。

もしかして、「かくれメタボ」の疑いがあるかも…、と言う方は、ぜひこのエクササイズから試してみてください。
きっと2~3ヶ月で疑いが晴れる手ごたえをつかんでもらえると思います。



<森 俊憲>
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